Generative Linguistics とSemantics
研究室から借りてきた二冊。
* Generative Linguistics フレデリック・ニューマイヤー
言語学史的に見たいくつかのトピックに関する論考。
チョムスキー革命、生成意味論の興亡などなど。
特に生成文法枠内における言語の普遍性と多様性における扱いについての部分が興味をひく。
確かに生成文法の悪口を言う人は「生成文法は英語中心主義」だとよく言う。
言語学の理論の組み立てのバランスについて考えさせられる。
* Semantics Anna Wiezbicka
かたや認知系の本。
なかなか読みごたえがある。
やぱりカラータームス、色彩語彙についての論文も。
やはり多いんだねえ。
"semantic primitive"なるものが注目か。
徹底的な意味論からのアプローチから何が見えてくるのか。
また雷がごろごろ鳴っていました。