メッサーシュミット

 そろそろ週の疲れで出てくるが週末にむけてがんばるぞ。
 こんな記事を見かけたよ。長いのでリンク先を参照されたい。

インターネットはコトバに満ちあふれている。東京大学 生産技術研究所 戦略情報融合センター 喜連川研究室 特任助教の鍜治伸裕博士(情報理工学)は、Webという膨大なコトバの集合体を使った、新しい言語学へのアプローチを研究している。Web時代の言語学は、計算機によってどのように進化しているのか、鍜治先生から、研究の紹介をしていただこう。


 皆さんは「ググる」という言葉を知っていますか? これを読んでいる人であれば、おそらくご存知だと思います。もちろん「グーグルで検索する」という意味です。では「ファブる」はどうでしょうか? 他にも「モフる」「テクる」「ハラシマる」なんて言葉もあります。信じられないかもしれませんが、これらはすべてWebで実際に使われている(または使われていた)言葉です。もっとも、一部の人たちしか使っていないマニアックな言葉も含まれていますが。

 では、ご存知なかった方のために意味を載せておきます。

●ふぁぶる 【ファブる】 (動詞・ラ行五段活用)

1.ファブリーズを使って布や衣服を消臭すること。

●もふる 【モフる】 (動詞・ラ行五段活用)

1.仰向けになった猫の腹を撫でたり、腹の毛に顔を埋めて愛でること。

2.猫の冬毛が伸びてフサフサしてくること。

●てくる 【テクる】 (動詞・ラ行五段活用)

1.何かに対して高度なテクニックを有している者がそれを行使すること。または、その様子。

●はらしまる 【ハラシマる】 (動詞・ラ行五段活用)

1.主に同人誌のコミュニティにおいて、原稿を書くこと。原稿の誤字である原縞が「はらしま」と読めることに由来する。

 皆さんはいくつ知っていましたか? なぜこのような話をしたかと言うと、私は「新語」の研究をしているからです。もう少し具体的に言うと、大規模Webアーカイブを活用した言語学という新しいスタイルの言語学と、それを実現するための工学技術の研究しています。そこでこのコラムでは、その研究の一部を紹介させていただきます。

(※言語学者である東京大学の宇野良子博士と共同研究をしています)
http://ascii.jp/elem/000/000/168/168548/