夢浮橋

 「萌え」とか「ツンデレ」って本当に便利な用語・概念であるけれど、便利さには危険もはらんでいるような気がする。
 本当にそのレゾンテートルはあるんだろうか。
 今までの日本文化論のキーワード、例えばをかし、わび、さび、縮み、無常、恥、内と外、甘え、いき、やまとだましい、ハレとケ、もののあはれ、たおやめぶりとますらおぶりとかで還元・解消できないだろうか。それでも残ったものが、ツンデレツンデレたらしめるもの、萌えを萌えたらしめるものではないか。