ほらほら時代はオタク研究みたいですよ

人気アニメ「機動戦士ガンダム」について学術的に研究する「国際ガンダム学会」が発足することになり、28日、広島経済同友会(山本一隆代表幹事)などが発表した。8月末に設立シンポジウムを広島市内で開催し、作品に描かれた未来都市の姿を研究する。

 学会は、社会学や建築工学の大学教授など有識者で構成し、橋爪紳也大阪府立大学特別教授が会長に就任。作品の中で描かれている、人口の増加により宇宙に移民する時代「宇宙世紀」を経済学や社会学の観点で分析。作品が提示している未来像の実現可能性や、課題について議論する。
 「機動戦士ガンダム」は、昭和54年に放送された人気ロボットアニメシリーズ。「地球連邦軍」と宇宙に進出した「ジオン公国」との戦争を舞台に、主人公の少年たちが成長する過程を描いている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080728-00000917-san-soci

 第一回総会シンポジウムテーマはは「ガルマは死んだ、なぜか?」、プレゼンでは「諸君!自らの道を開くため!難民のための政治を手に入れるため、あと一息、諸君らの力を私に貸して頂きたい!そして私は父ジオンの元に召されるだろう!」とか。
 酸素欠乏症研究とかアクシズを押し返す物理とか強襲揚陸艦が地球上を走るメカニズムとか、ミノフスキー物理学とか、わざとらしく太陽光が一方からだけ差し込む方法とか。
 先輩院生に「あなたは院生よ。学会を体験するのは遅いぐらい」とか。
 発表の持ち時間が過ぎてベル鳴らされてるのに「まだだ、まだ終わらんよ」とか。
 出世できないと「君は良い研究者であったが、君の指導教官がいけないのだよ」とか。「悲しいけどこれって研究なのよね」。
 何年も前に書いた自分の論文を読んで「認めたくないものだな。自分自身の、若さ故の(以下略)」
 投稿した論文が突き返されると「こんな原稿、修正してやる」とか。自分的には「あの論文はいいものだ・・・」なのに。
 質疑応答は「大人の言いそうなことね。私が聞きたいのは、そういうことじゃないわ」とか「エゴだよ!それは!」とか「貴様ほど急ぎすぎもしなければ、研究に絶望もしちゃいない」とか喧嘩腰。
 みんな二言目には「させるか」「落ちろ」とか、「バカな、東大のポスドクは化け物か?」とか、「学部生とは違うのだよ、学部生とは」とか、「学位なんて飾りです」「研究しても就職先はない。寒い時代だとは思わんか」とか、異様にテンション高そうだな。 

 書いていて自らの行いに恐怖しています。