新聞を読んでいたら

 こんな趣旨の投書があった。

  自宅マンションの入り口などで、小学生たちが遊んでいるのをよく見かけます。遊ぶのは結構なことですが、 せっかくの晴天というのに、携帯型ゲーム機で遊んでいるのです。その光景を見ると、何だか物悲しくなります。
 確かに、私も小さなころからゲームをしていた、いわゆる「テレビゲーム世代」ですが、まだ私たちが小学生だったころの方が、外で走り回ったりしていたように思います。
 今の小学生たちは学校以外で、鬼ごっこをしたことがあるのでしょうか。こういった遊びの中で、勝ち負けや思いやり、協調性などを学んでいくのだと思います。表情乏しく、指だけを動かし、相手のゲーム機の画面を時々、チラチラと見ては、また自分のゲームに夢中になる。そんな遊びから、何か学ぶことはあるのでしょうか。
 体を使った遊びのおもしろさを知らないことをふびんに思うのと同時に、人間関係が希薄な彼らが担う将来を不安に感じます。

 おそろしいのは、これを書いたのが、16歳の高校生だということだ。
 1990年生まれとして、ゲームボーイより若く、スーパーファミコンと同い年のはずだが・・・。