不易と流行

 激しく怒る意味の慣用句として、本来の「怒り心頭に発する」を使う人が14・0%にとどまったのに対し、
「怒り心頭に達する」を使う人は約5倍の74・2%に達するなど、
慣用句の誤用が多いことが26日、文化庁の日本語調査で明らかになった。
 文化庁は「日常であまり使わなくなった結果、本来の言い方が分からなくなったのではないか」としている。
 調査によると、周囲の人に明るく振る舞うという意味の言葉として
「愛想を振りまく」を選んだ人は48・3%。
本来の言い方の「愛嬌(あいきょう)を振りまく」の43・9%より多かった。
 はっきりと言わないことを意味する慣用句「言葉を濁す」は66・9%で本来の言い方が上回ったが、
「口を濁す」も27・6%に上った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060726-00000147-kyodo-soci

 なんだか時々おんなじ様なニュースが流れるので新鮮味がないが・・・。
 (a)正しい敬語や慣用句を使おう。
 (b)「正しい」言葉などない。常に変化するものだ。
 という分かりやすい二元論に陥って延々と口論が続くのが目に見えるようだ。