正しい日本語があるのか

「ら抜き」言葉は乱れではない 道新政経懇で金田一さん講演
 北海道政経懇話会(代表幹事・菊池育夫北海道新聞社社長)の七月例会が四日、札幌市中央区のノボテル札幌で開かれ、言語学者金田一秀穂(ひでほ)・杏林大教授(53)が「心地よい日本語」と題して講演した。

 金田一氏は辞書の編集で著名な言語学者金田一京助氏の孫で、国語学者である春彦氏の二男。同大外国語学部で日本語教師を育成する一方、テレビ番組でも活躍している。

 講演ではまず「『正しい日本語』というものはない」と前置きした上で、言葉の乱れとして指摘される「ら抜き」言葉や短縮語について「変化であり、乱れではない。変化するのは言葉が生きている証し」と肯定的に受け止め、コンビニエンスストアなどの接客用語についても「店員は『客に失礼のないように』とマニュアル用語を使う。その気持ちはくんでやるべきだ」と語った。

 「心地よい日本語」については「自分と相手の立場、その時々の場面の三つの要素に照らして最も適切な言葉」と定義し、結婚式での新婦の父親のあいさつなどを例に「一番伝えたいことを心を込めて語るのが大切」と述べた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060705&j=0031&k=200607052706

 「美しいor正しい日本語原理主義者」みたいな人、いますね。