訃報相次ぐ
「ウナ・セラ・ディ東京」「宇宙戦艦ヤマト」など数多くのヒット曲を手がけた作曲家の宮川泰(みやがわ・ひろし)氏が21日午前、虚血性心不全のため東京都世田谷区上馬5の30の2の自宅で亡くなっているのが見つかった。75歳だった。
告別式は25日午前11時30分から港区南青山2の33の20の青山葬儀所で。喪主は長男で作曲家の彬良(あきら)氏。
大阪学芸大(現・大阪教育大)時代からピアニストとして活動。中退後、ジャズの平岡精二クインテットなどを経て作曲家に転身し、1962年にザ・ピーナッツが歌った「ふりむかないで」で注目された。63年、「恋のバカンス」でレコード大賞編曲賞、翌年には「ウナ・セラ・ディ東京」で同作曲賞に輝き、ザ・ピーナッツとのコンビで売れっ子となった。
その後も梓みちよ、小柳ルミ子、沢田研二さんらに作品を提供。東宝の「無責任」シリーズを始めとする映画やミュージカルなどの音楽を手がけた。中でもアニメ「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ曲は人気を集めた。(読売新聞) - 3月21日19時39分更新
文化人類学の第一人者で、京都大名誉教授の米山俊直(よねやま・としなお)氏が9日、胃がんで死去していたことがわかった。75歳だった。告別式は近親者のみで済ませた。
米国で本格的に文化人類学を学び、アフリカの民族を調査し、その世界観やタブーを研究した。京大退官後は、大手前女子大(現大手前大)学長などを務めた。
京都・祇園祭や大阪・天神祭の研究でも知られ、2003年には「千年にわたる歴史と伝統、文化の力」を「京都力」と位置付け、地域研究として「京都学」を考える学術団体「国際京都学協会」を設立、理事長に就任した。主な著書に「アフリカ学への招待」「集団の生態」「文化人類学を学ぶ人のために」など。
(読売新聞) - 3月21日18時28分更新
日本の前期旧石器時代研究の第一人者で、東北福祉大名誉教授、同大芹沢けい介美術工芸館長の芹沢長介さんが16日、胸部大動脈瘤破裂のため死去した。86歳だった。人間国宝の染色家、芹沢けい介氏の長男。明治大大学院生時代に群馬県の岩宿遺跡を調査し、国内に旧石器時代の文化があったことを初めて確認した。
(毎日新聞) - 3月17日12時55分更新
ちょうど10年前の1996年に司馬遼太郎、遠藤周作、藤子不二夫F氏が相次いでなくなったのを思い出す。
ご冥福をお祈りします。