読んだり考えたこと
引き続き語彙範疇〈1〉動詞 (英語学モノグラフシリーズ)を読む。「語彙主義」と「反語彙主義」という対立軸を中心に使役交替動詞、中間動詞、非対格動詞、能格動詞などの動詞に関するトピックについて迫る。
そういえばこの著者は以前の月刊言語の生成文法特集の記事を書いていた人か(http://thistle.est.co.jp/tsk/detail.asp?sku=50505)。以下のような文章が印象に残る。
このように言語を生物学的な意味での人間の心的能力・器官ととらえ、学際的立場からその特性の解明を、時に「生物言語学」(biolinguistics)と呼ぶことがある。その代表的な研究パラダイムが、Noam Chomskyが提唱した生成文法理論である。 P4
むむむ。これは一般的な見解なのでしょうか。